重量物搬入据付工事とは、工場や施設に大型の機械や設備を搬入し、指定された場所に設置・固定する工事のことです。

墨出し

墨出しは、この「図面上の情報」を実際に建築現場の壁や床、柱などに反映させることで建築現場の全員にビジョンを共有できる設計図を作る仕事です。

ゆえに墨出しが完了しなければ工事は始められず、「墨出しなくして建築はできない」と言われます。

経路養生

工事現場では搬出入経路や既に工事が完了している箇所は、他の作業時の汚れや破損を避けるために保護しなければいけません。

特に、一部分だけのリフォーム工事や塗装工事は工事とは関係ない部分をビニールやシート等でしっかりと保護をします。

機械搬入・移動

搬入の工程は運んできた重量物をトラックなどの荷台から下ろす、積み下ろし作業から始まります。重量物をクレーンなどで積み下ろした後は、フォークリフトやローラーなどを用いて、設置場所まで移動します。現場ごとに搬入経路は様々なので、機械が入れないような狭い経路でも長年の経験と技術で対応します。

設置・レベル確認

重量物を仮置きした後には正確なレベル出しを行います。レベル出しとは、水準器を用いて地面に対して正確に水平をとる作業を指します。工作機械などの精密機器の場合はミリ単位での水平があっていないと、運用時の不具合に繋がりかねません。ボルトを締めたり緩めたりして高さや角度を微調整していきます。据付の際には、構造部材や設備機器などをコンクリートに固定して、耐震性を高めるためにアンカーボルトを四隅に打つなどします。さらに、精密機器や工作機械の試運転や調整までの対応も可能ですので、打ち合わせ時にご要望をお聞かせください。また、機械の撤去から廃棄まで承ることも可能ですので、お気軽にご相談ください。